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【読みログ】『水煮三国志』がすごい。

2010.01.16 Sat

水煮三国志
水煮三国志
posted with amazlet at 10.01.16
成君憶
日本能率協会マネジメントセンター
売り上げランキング: 158460
おすすめ度の平均: 3.5
4 面白いが…、面白いから
4 「漫画で読む経営三国志」という感じでさらっと読める
4 マネジメントの本です
2 良くも悪くも入門書
5 生まれて初めて中国の方から書籍を贈られた。



『水煮三国志』という本を図書館で見つけたので、なんとなーく手にとって読んでみました。読んでみると、おもしろいおもしろい。三国志の文章でも引用して、ビジネスについて書いてあるのかなぁと思ったものの、そうではなかった。
登場人物は、三国志に出てくる、劉備を主人公に、曹操とかいろいろ出てきます。三国志の現代版を物語風に書かれています。三国志が読みにくかったなどという人でも、簡単に読めるかと思います。(この僕でも読めたから…)

三国志に登場する人物と、その正確を現代社会になぞらえて書かれています。大学生活から、就職活動、社長業、経営における失敗、従業員の役割、戦略、人事…などビジネスに関することが書かれています。物語風なので、とても読みやすうですし、所々に中国古典(?)の挿話が入れられて、おもしろい。挿話は、イメージしやすく、記憶に残るので、真剣な話しをしているときに、「こんな挿話を読んだよ」、と言ってその話しをするとベシャリがうまくなった気がします。

本文中で、気になったこと、付箋を貼ったところを引用、あるいはまとめておこうと思います。その上で、自分が思ったことを書きます。









第一章 p29


一、自ら助くる者とは、人を敬服させられるということを自覚している者にほかならない。困難をものともしないそのものの前では、困難は轟然と崩れ落ちる――天の神様が助けてくれるのである。
二、自ら助くる者とは、真っ暗な夜に光りを発する蛍のようなもので、自分を明るく照らすだけでなく、他人を楽しませることができる――楽しませてもらった人々は、それを助けるという形で気持ちを返すものである。――幸運はこうして訪れる。
三、自ら助くる者とは、最後には成功し、その者を助けたすべての人に喜びと安らぎをもたらす人のことである。
四、自ら助くる者とは、恩に報いる人と理解されれば、人々はより彼を支援するようになる。それによってより豊かな気持ちで生活と向き合えるようになる。




第二章 p72



経営の【桶理論】:桶を構成する板と、それを引き締める箍(たが)が重要。箍がしっかりと引き締める。板は従業員。




pp75-77

【効率経営を実現するための5つのポイント】
一、コミュニケーションが取りやすい環境を作る
二、メンバーであることのプライドを刺激する
三、メンバーの脳力と仕事の役割をうまく組み合わせる
四、チャレンジングなチーム目標を設定する
五、正しい業績評価をする




第三章 p84



『孫子の兵法』では、戦いに勝つための五つの条件として、第一に”道”が示されている。ここでいう”道”とは、国の支配者と民衆の価値観を一致させることによって、民衆が支配者と生死を共にする気構えでいかなる困難や危機も恐れることなく乗り越える意志を表す。つまり、崇高な献身的精神ともいえよう。
現代の競争激化の時代では、企業は従業員に対して組織への献身的精神を強く求めるものの、従業員側の献身的精神の意識は著しく低下してきている。(中略)そのため、苦境に陥っている企業は『水漏れ桶』のまま、いつまでたってもコスト管理や利益増などが果たせないことになる。




第五章 p117



第一のニンジン【天女散花】
 社長が社内を歩き、社員に声をかけるだけで、社員のアドレナリンが一気に増加。アドレナリンは、やる気だけでなく、忍耐力も高める。
第二のニンジン【心配りを示す】
 上司が部下のプライベートな生活にも心配りすれば、彼らとの間にある種の絆が形成される。
第三のニンジン【心配りのフリをする】
第四のニンジン【特別な意味を持つプレゼント】
第五のニンジン【仕事を挑戦的な刺激でいっぱいにする】
第六のニンジン【賞状を授与する】
第七のニンジン【社長とランチを共にする】
第八のニンジン【社員に目標設定の権限を与える】
第九のニンジン【社員の献身的精神を激励する】
第十のニンジン【社員同士の競争を画策する】




第十五章 p290



経営者をマネジメンとする効果→経営者とのコミュニケーションを通じて個人と会社の成長を実現すること。そうしてコミュニケーションを取って経営者の目標実現を支援する。これが従業員の責務。




第十六章



従業員は、経営者の過ちを勇気を持って指摘すべき。

【小僧の背中】

 ある初秋のことだった。寺の小僧の悟空が境内を見回っていると、壁の一角に椅子が置いてあるのを見つけた。規則を破って、誰かが夜遊びにいくのに使ったのだろうと思われた。

―― 一体誰が?

 そのことが頭から離れず、みんなが寝入ってから庭の片隅にたたずんで見はることにした。大分夜がふけてから壁を超えて中に入ってきた者があった。驚いたことに、それは住職の弟で僧侶頭の恵明だった。
 恵明の夜遊びは連日続いた。悟空は「このままではいけない。何とかしてやめさせなくては」と考えた。
 今晩もいつものように恵明は壁を乗り越えて夜の街へと出かけていった。それを確認すると、悟空は椅子をかたづけて、しばらくその場所で恵明の帰りを待った。
 しばらくすると、恵明が戻ってきた。
 壁を乗り越えて椅子があった場所に足を乗せると、奇妙な感じがした。なんと椅子と思って足を乗せたのは悟空の背中だったのだ。
 恵明の驚きようといったらなかった。バツが悪い思いをしながら、恵明はそそくさと自分の部屋のほうに去っていった。
 次の晩から恵明の夜遊びはぷっつりと止んだ。
 恵明には不思議に思うことがあった。このことは他の誰にも知られなかったということだ。
 悟空は誰にもこの話をしなかったのだ。
 それからいくつもの年月が流れた.恵明は僧侶頭から住職になり、最後には当代一の高僧とあがめられ世に名を成した。
 しかし、彼は悟空の背中を踏んだ夜のことを生涯忘れることはなかった。



退くべき時は潔く退く。


第十七章


販売:お金を稼ぐところ
マーケティング:そのお金を使って、もっと儲かる仕組みを考えるところ









特に、第十六章の【小僧の背中】は今の自分にとって、とてもためになりました。
内定先に入社後、上下関係など煩わしいことが多いのではないか、上下関係はうまく構築出来るか…などと若干思っていたのですが、【小僧の背中】や第十五章ら辺を読み、それが和らいだ気がします。上に言うべきことはしっかりと言うように、勇気を持ってかかわることが大事だと思った。

また、会社という組織のあり方に対する認識も大きく変わりました。トップが従業員を雇い、従業員はその指示通りに働く、というのが一般的なもので、いくら従業員が積極的に働こうと、トップはそれを全く聞き入れてくれない。そのような環境だと思っていました。従業員間での競争もあり、誰が一番だとかを考えなければならない環境なのだとも思っていました。

しかし、この本を読んで、従業員が意識的に自発性を持って働くことで、組織を活性化させ、会社を成長させていく。会社が成長することは、巡り回って、自分たちの給料という形で帰ってくる…というようなエコシステム上に成り立っている、ということに気づいた。

だからこそ、従業員は上に対して勇気を持って接さなければならないし、上司は部下を正当に評価しなければならない。そうすることで、会社全体の価値が上がる。価値が上がれば、従業員、経営者などすべての人にとってウィンな状況を作ることができる。これが経営の極意であり、経営は経営者だけがするものでなく、従業員も積極的にするものである。

ただし、入ってしまった会社がでかすぎて、新卒じゃ発言権などないという会社だったり、会社の質によって、それができないかもしれない。僕の場合は、従業員数も日本ではそこまで多くないし、その内部では他生発言が出来そうである。だからこそ、積極的に発言すべきことはしようと思うし、もしそれが間違っていると指摘されれば、改善できればと思う。正当に評価されなければ、潔く退くことにする。さらに、もしも自分が経営に関わることがあれば、従業員も経営者をマネージするという発想を大事にしようと思う。

この時期に読めて良かった本である。4月から新社会人の方、読んでみるといいと思います。





↓西遊記の方も気になる。↓

水煮西遊記 (中国ビジネス思想の源流を知る)
成 君憶
日本能率協会マネジメントセンター
売り上げランキング: 468989
おすすめ度の平均: 4.0
4 前作よりは良いですね


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タグ:仕事 社会人 ビジネス マネジメント

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