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【読みログ】フリー ~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

2009.12.01 Tue

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
日本放送出版協会
売り上げランキング: 4
おすすめ度の平均: 4.5
4 アトムからビットへ
5 誰もがgoogleになれる、かもしれない。
4 半導体関連に従事している人は必見。何かを感じましょう!
5 フリー
5 今起こっているビジネスモデルの変化がここにある



結構前にどこかのブログで発見して以来欲しくてたまらなく、無料ダウンロード版もGETしたにも関わらず、やっぱり紙媒体の方が読みやすいということで、買ってしまった。

これも戦略のうちだろうか??

この本は、ネット上で広まっている「無料」コンテンツについての考察だ。

無料」は良いものなのか、悪いものなのか。

悪いものであるという語調ではなく、「無料」を戦略的に使って、他の売り上げにブーストをかければいいという。


今までの経済をモノ重視のアトム経済と呼び、現在の経済を情報重視のビット経済と呼んだ。


現段階では、ビット経済において「無料」という概念・実践が急速に広まっている。しかし、アトム経済においては限界費用を極限まで下げてもゼロにまで近づかないがために、なかなか「無料」は広まらない。


ビット(=ネット上)に置いて「無料」を実践し、潜在需要を喚起し、アトムで儲ける。そんな公式を終始言っていたような気がする。


フリービジネスモデルがいくつかケーススタディで書いてあって、「へぇーそうだったんだ」と思うところが多かった。


しかも、難し過ぎる本ではないので、3,4日1,2時間ずつ読めば読み切れる。
(それで、全部理解したとは言い切れないと思うが。)


これからビジネスを起こそうとしている人や、広告関連のお仕事をしている人などにはいい教科書になりそう。



以上、簡単ではあるが、『フリー ~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』を読んで、何も見ずに脳みそに残っている印象などをまとめた。
 実際、フリーはネット社会に広がり、それが人々の自由な行動につながると思う。もっとシームレスにコミュニケーションできるようになるし、誰でもどこにいようとも手に触れられるということは、貧困層が上にのし上がる機械を与えることになり、それが世界中をフラットにしていくとも思う。デジタルデバイドなどの問題などもあるが、国家だけでなくNGOや企業が牽引してインフラ整備していくことでもっと国と国との距離を狭めていくことができると思う。そうすることで、みんなのいいとこ取りでコラボレーションし、新たなイノベーションが引き起こされる。そうして、世界(地球)はまた新たなフェーズに入る。考えるだけで面白い。
 お金の概念が変わっていくということもあり得るのかと思う。インターネットが人々の生活の大半を占めることで、多数が「フリー」の概念に深く関わって生きていく。そうすると実体経済(アトム経済)にも影響を与えていくのでは?そこは予測しようが無いが、若干あり得なくもない話しだと思う。環境問題も実体経済に組することで、人々が環境の希少性を意識し、無駄を少なくすることができるので、折衷がやはりいい政策だと思う。
 

長々と結論まがいなことを書いたが、頭の中がまだぐちゃぐちゃしている状態で書いたので論理におかしいところが有るかもしれませんが、悪しからず。


最後に、『フリー ~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』の本から引用。


今日のウェブの企業家は、消費者が好きになる製品を開発するだけでは足りず、それにお金を支払いたいと思わせなければならない。フリーは最良の価格かもしれないが、それしかないわけではないのだ。






参考リンク


freemium.jp


wikipedia:freemium(英語)


「ロングテール理論」の提唱者クリス・アンダーソン氏に聞く



twitter @freemium.jp


Chris Anderson (writer)






もっとわかりやすい書評は愛読ブログの以下です。

シゴタノ!:好きなことをして食べていくための10のルール【前編】

【スゴ本】「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」クリス・アンダーソン (著), 小林弘人(監修)


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タグ:フリー無料クリスアンダーソンロングテール読書ビジネス書ビジネス

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